一人ひとり大切なかけがえのない命を預かるものとして、日々の保育を振り返りながら歩んでいかなくてはなりません。そのために、多くのご意見をいただくと共に、自らの保育の業を自己評価していくことは大切な仕事です。子どもたちにとってより良い環境づくりのため、今後も保護者の皆さまとの連携は絶対に欠かせません。2022年度もコロナ禍の中での歩みとなりましたが、ありのままの姿を受け入れつつ前に進んでいきたいと思いますので、帯広聖公会幼稚園の変えられないところをご理解いただくと共に、もっとこうした方がいいというところを一緒に考えていきたいと思います。 2022年度の自己評価結果です。
(園長 鈴木典明)
自己評価項目 ─園長用─ 2022年度 帯広聖公会幼稚園
<評価基準> Aおおむね良い Bふつう C改善を要する
評価分類 |
内 容 |
評価 |
||
Ⅰ 教育内容 |
1 |
保育の計画 |
① 建学の精神に基づき教育理念や教育目標を明文化している |
A |
② 教育課程は教育理念に基づき、教育要領の精神を踏まえて編成している |
A |
|||
③ 社会状況や幼児の実態、地域性などを考慮し必要に応じて教育課程の見直しを行なっている |
A |
|||
④ 幼児の生活が豊かになるように行事を精選し、幼児の発達を踏まえて、その内容や実施の仕方について見直しを行なっている |
A |
|||
2 |
教職員体制の充実 |
① 教職員が園の教育理念や教育方針を共通理解するための取組みを行なっている |
B |
|
② 指導計画が教育要領、教育課程、幼児の実態に即したものになっているかを把握し、指導助言できる体制をつくっている |
A |
|||
③ 教師が上級免許や他の資格を取得したり、教員免許の更新をしたりする機会を確保している |
A |
|||
3 |
指導の在り方 |
① 環境を通して行う幼稚園教育の特質を理解し、発達の道筋を見通して教育的価値のある環境を計画的に構成している |
A |
|
② 幼児の主体性と教師の意図とのバランスを考慮しながら、幼児が主体的に活動できる環境構成している |
A |
|||
③ 幼児とのかかわりのなかで信頼関係を構築するよう努める。安全で心地よく過ごすことができる環境を整えている |
A |
|||
④ 幼児一人ひとりの発達の特性に応じた指導を行なっている |
A |
|||
⑤ 教職員全員で一人ひとりの幼児を育てるという視点に立って、教職員間の共通理解と協力体制を築き、指導を行なっている |
A |
|||
⑥ 遊びを通しての総合的な指導を行なっている |
A |
|||
⑦ 障がいのある幼児に対して、家庭や関係機関と連携しながらその状態に応じた指導内容や指導方法の工夫をしている |
A |
|||
⑧ 子どもの発達と学びの連続性を確保するため、幼稚園と小学校との連携を図っている
|
A |
|||
4 |
研修や研究 |
① 教育内容の質の向上や改善のため、園内研修を企画し行なっている |
A |
|
② 教師の資質向上のために、公的機関などが開催する研修会などに参加する機会を確保している |
A
|
|||
③ 個々の教師が自分の課題を把握し、その課題が達成できるような指導体制をとっている |
A |
|||
Ⅱ 地域の幼児教育センターとしての役割 |
1 |
子育ての支援 |
① 子育ての支援のために、未就園児の親子登園や子育て相談、情報の提供などを実施している |
A |
② さまざまな教育に関する相談を受け入れている |
A |
|||
③ 子育ての支援に当たって、児童相談所や病院などの専門機関に相談や連携ができる体制を整えている |
A |
|||
2 |
預かり保育 |
① 教育課程に基づく活動を考慮したうえで預かり保育の内容を検討し、計画的に行なっている |
A |
|
② 預かり保育を担当する教師の体制を整えている |
A |
|||
Ⅲ 安全管理 |
1 |
外部侵入者・来訪者などに対する安全対策 |
① 幼稚園施設整備指針に基づき、適切な防犯体制を整えている |
A |
2 |
施設・設備・園児に対する安全対策 |
① 地震などの自然災害に対する防災対策を整えている |
A |
|
② 幼稚園設置基準を踏まえ、施設設備の安全管理に努めている |
A |
|||
③ 消防法を踏まえ、消防計画を作成し実施している |
A |
|||
④ 防火管理者を定めて防火管理を行っている |
A |
|||
⑤ 設備や遊具の点検を定期的に行っている |
A |
|||
3 |
衛生管理 |
① 幼稚園設置基準を踏まえ、衛生管理に努めている |
A |
|
② 学校保健法を踏まえ、保健安全計画を作成し実施している |
A |
|||
③ 学校保健法を踏まえ、園児及び教職員の健康診断を実施している |
A |
|||
④ 学校保健法を踏まえ、伝染病予防や発生に対応している |
A |
|||
⑤ 学校保健法により、学校医、学校歯科医、学校薬剤師を置いている |
A |
|||
Ⅳ 人事管理 |
1 |
園の教育目標達成のための人事 |
① 幼稚園設置基準を踏まえ、園の教育目標が達成できる人事を行っている |
A |
② 幼稚園設置基準を踏まえ、個々の教職員が自己評価などに努めている |
A |
|||
2 |
教職員の雇用条件 |
① 労働基準法に基づいた労働条件を整備し、明示している |
A |
|
② 私立学校教職員共済法を踏まえ、教職員の福利厚生に努めている |
A |
|||
3 |
就業規則に基づく労務管理 |
① 労働基準法に基づいて就業規則を作成し、行政官庁に届け出ている |
A |
|
4 |
教職員の健康管理 |
① 学校保健法に基づき、毎年、教職員の健康診断を実施している |
A |
|
Ⅴ 財務管理 |
1 |
予算作成及び予算管理 |
① 学校法人会計基準に基づき、予算書を作成している |
A |
② 月次で予算管理を行い、補正予算が必要な場合は理事会の承認を得ている |
A |
|||
2 |
決算 |
① 学校法人会計基準に基づき、会計処理を行うとともに財務計算に関する書類を作成している |
A |
|
② 決算は公認会計士の監査を受け、適正であることの証明をつけて監督官庁に届け出ている |
A |
|||
3 |
納付金算定 |
① 園児納付金の算定に関しては、算定根拠をしっかりともち、外部に説明できるようにしている |
A |
|
4 |
物品購入 |
① 教材などの在庫は種類・量共に、適切に管理している |
A |
|
Ⅵ 評価と情報の公開 |
1 |
評価 |
① 重点目標とそれを達成するために必要な評価項目を定めて自己評価を行っている |
A |
② 自己評価の結果や分析、それを踏まえた今後の改善方策を自己評価の結果報告書にまとめている |
A |
|||
③ 学校関係者評価委員会を設置し、自己評価の結果について学校関係者評価を行っている |
A |
|||
2 |
情報の公開 |
① 幼稚園設置基準により、教育活動その他の学校運営の状況について、積極的に情報を提供している |
A |
|
② 公開する情報の中で、個人情報とされるものについては保護されるようにしている |
A |
|||
③ 自己評価の結果を公表している |
A |
|||
④ 学校関係者評価の結果を公表している |
A |
|||
⑤ 幼稚園幼児指導要録の抄本・写しを小学校に送付し、情報の共有と相互理解を図っている |
A |
2022年度 自己評価結果 (園長編)
結果及び改善策
Ⅰ 「教育内容」についての評価結果及び改善策
子どもたち一人一人が皆、神様から与えられた大切なかけがえのない命であるという大前提のもと、日々丁寧な保育を積み重ねていくことを、確認し反省を踏まえながら日々過ごしてきた。長期間に及ぶコロナ禍の中で、子供たちにできるだけ多くの経験・体験を積み重ねてほしいと精一杯工夫をしながら精神的にも肉体的にも、子どもたちに誠実に向き合い保育にあたっている教職員には心から感謝している。すべての職員間で、日々の保育に係ることに関して共通理解を持ちながら、丁寧な保育を実践していくことが出来るよう、今後も前向きに歩んでいきたい。 |
Ⅱ 「地域の幼児教育センターとしての役割」についての評価結果及び改善策
未就園児クラス・預かり保育は、内容の充実・職員の配置等も配慮検討しながら今後も引続き実施していく。次年度も、広い保育室を使用した未就園児クラスを実施し、一人一人に寄り添っていくために児童相談所や病院、療育機関等の関係諸機関との連携を、今後もより充実させていきたい。情報交換や見学・面談などを行う中で、さまざまな教育に関する相談・子育て支援など、今後も園としてできる範囲で、人的配置も含め具体的な対応を行っていきたい。 |
Ⅲ 「安全管理」についての評価結果及び改善策
施設設備面での安全管理については、十分に整備を向上させたと認識している。以前より継続的に新型コロナウイルス感染拡大防止対策のため、感染症予防の研修等で教職員の意識を維持できるよう努力した。自然災害・感染症と、子どもたちの安全管理に関して、素早い決断・対応をしていくための危機管理体制を再確認していく。そのために、今後も具体的・実践的な研修機会を作っていきたい。特に、幼児の救命救急の研修を実施予定である。 |
Ⅳ 「人事管理」についての評価結果及び改善策
教職員の処遇改善に関して、年々改善されていると認識している。今後も、教職員の質的量的な負担の軽減を考慮し、働き方や職員の配置などを工夫していく中で、コミュニケーションを取りながら情報共有し、すべての教職員が働きやすい環境を作っていけたらと思っている。特にICTシステムの導入で、教職員の負担軽減が実現出来てきた。教職員の確保に関しては、待遇改善を含め十勝私立幼稚園連合会と連携し、今後も引続き具体的な方策を考えていきたい。 |
Ⅴ 「財務管理」についての評価結果及び改善策
財務管理に関しては、例年同様適正に行われていると考える。子ども・子育て支援新制度移行後の事務処理等の作業量の増加には対応できるようになってきたと考えているが、処遇改善等加算、子育て支援補助金等、コロナ禍継続による補助金等を確実に申請しながら、健全な経営に向け前向きに対応できていると認識しており、今後も適切に対応していきたい。 |
Ⅵ 「評価と情報の公開」についての評価結果及び改善策
情報の公開について、ホームページ上での自己評価結果・情報公開は、今後も継続していく。ホームページの充実と情報発信のツールとして機能させるため前向きに改善できた。またICTシステム導入により、情報公開の幅を広げることが出来た。小学校との情報の共有と相互理解を図ることに関しては、小学校の担当教員との面談・電話での引継ぎ、指導要録の写しを送付することは今後も継続していく。 |
自己評価結果 ─教職員用─ 2022年度 帯広聖公会幼稚園
<評価欄に入れる記号> Aおおむね良い Bふつう Cあまり出来ていないので一部検討を要する (人)
評価分類 |
内 容 |
A |
B |
C |
||
Ⅰ 保育の 計画性 |
1 |
園の教育理念・教育目標の理解 |
① 園の教育理念や教育目標を理解し共感している |
7 |
10 |
0 |
② 園の教育理念に基づいて教育目標について園長や主任・教職員と話し 合い、保護者に説明できる |
3 |
10 |
4 |
|||
2 |
幼稚園教育要領の理解 |
① 幼稚園教育要領を読み、園長や主任・教職員と話し合って理解に努めている |
2 |
10 |
4 |
|
3 |
教育課程の編成 |
① 園の教育課程は、幼稚園教育要領の精神を踏まえ、園の教育理念・教育目標を基に編成している |
10 |
4 |
2 |
|
② 園の教育課程を理解し、それに基づいて保育の計画を立てている |
8 |
8 |
0 |
|||
4 |
指導計画の作成 |
① 指導計画は幼児の発達に即して幼児期にふさわしい生活を展開できるように具体的に作成している |
7 |
7 |
0 |
|
② 指導計画は幼児の実態や周囲の状況の変化に対応できるような順応性のあるものにしている |
7 |
7 |
0 |
|||
5 |
環境の構成 |
① 安全で清潔感のある環境構成をしている |
15 |
2 |
0 |
|
② 幼児が主体的にかかわりたくなるような素材や遊具を考えて環境構成をしている |
10 |
7 |
0 |
|||
③ 幼児が自ら活動を展開していけるような場や空間の構成をしている |
10 |
6 |
1 |
|||
④ 遊びに必要な遊具や用具、素材などを質・数量に配慮して用意している |
9 |
8 |
0 |
|||
⑤ 楽しい雰囲気のなかで安心して遊びこめる環境構成をしている |
12 |
5 |
0 |
|||
⑥ 幼児の活動がより豊かになるように、活動の展開に応じて環境を再構成している |
11 |
5 |
0 |
|||
⑦ 幼児の発想を柔軟に取り入れて、保育室の装飾や展示をしている |
7 |
8 |
1 |
|||
⑧ 園地・園庭の樹木や草花の名前、季節による変化などを理解し、環境構成に生かすようにしている |
9 |
7 |
1 |
|||
⑨ 幼児の発達や生活を見通した環境構成をしている |
9 |
8 |
0 |
|||
⑩ 季節の変化に応じた環境構成をしている |
10 |
7 |
0 |
|||
⑪ 異年齢の幼児が自然に交流できるような環境構成をしている |
12 |
5 |
0 |
|||
6 |
評価・反省 |
① 自分の保育についての評価・反省をいくつかの観点から行っている |
8 |
8 |
1 |
|
② 自分の保育を評価・反省することで、次の保育に生かせるようにしている |
10 |
6 |
1 |
|||
Ⅱ 保育の在り方、幼児への対応 |
1 |
健康と安全への配慮 |
① 朝の登園時には特に視診を大切にし、子どもの体調が悪くないかを確かめている |
15 |
2 |
0 |
② けがや事故に気をつけ、万一、事故やけがが発生した場合は、園長に報告し、保護者に連絡をとり、医師に見てもらうなど適切な処置を行っている |
13 |
4 |
0 |
|||
③ 園内に危険な個所がないか、危険な遊び方はしていないか常に配慮し、危険が予測される場合は安全な遊び方について幼児と一緒に考えるようにしている |
15 |
2 |
0 |
|||
④ 園内の清掃や整理整頓、換気、採光、室温などに気を配っている |
13 |
4 |
0 |
|||
2 |
幼児理解 |
① 一人ひとりの幼児をよく観察すると同時に周囲にも目を配るようにしている |
14 |
3 |
0 |
|
② 幼児の話をよく聞き、幼児の思いを受けとめるようにしている |
15 |
2 |
0 |
|||
③ 個々の幼児の発達の姿や課題について、見通しをもって理解できるようにしている |
10 |
6 |
0 |
|||
④ 幼児同士のかかわりの姿を捉え、そこでの幼児の育ちを理解できるようにしている |
12 |
4 |
0 |
|||
⑤ 幼児たちが今、興味や関心をもっていることを知るようにしている |
14 |
2 |
0 |
|||
⑥ 幼児の理解のために家庭との連携をとるようにしている |
9 |
7 |
0 |
|||
⑦ 幼児の姿を多面的に捉えるように心がけるようにしている |
12 |
4 |
0 |
|||
3 |
指導とかかわり |
① 幼児の思いや考えに共感しながら、幼児と一緒に活動するようにしている |
14 |
2 |
0 |
|
② 幼児が理解しやすいような、正しい言葉を使うようにしている |
11 |
5 |
0 |
|||
③ 幼児の心を傷つけたり、人権を無視したりする言葉や態度、かかわり方をしないようにしている |
14 |
2 |
0 |
|||
④ 善悪の判断、思いやりなどの道徳性を培ううえでのモデルとなるように心がけている |
12 |
4 |
0 |
|||
⑤ 幼児の一人ひとりのありのままの姿を受け入れ、その子のよさを認めるように心がけている |
14 |
2 |
0 |
|||
⑥ 幼児の話をよく聞いたり、スキンシップをとるようにしている |
13 |
3 |
0 |
|||
⑦ 幼児が遊びを深めていくための、適切な援助をするように心がけている |
11 |
5 |
0 |
|||
⑧ 幼児の年齢に応じた援助の仕方を工夫している |
9 |
7 |
0 |
|||
⑨ 幼児が自ら考えたり工夫したりできるように見守り、行き詰まっているときには適切な援助をしている |
11 |
5 |
0 |
|||
⑩ 幼児同士のトラブルに対し、適切な対応をするように心がけている |
12 |
4 |
0 |
|||
⑪ 幼児を無視したり、体罰を加えることはどのような場合もしないようにしている |
13 |
3 |
0 |
|||
4 |
保育者同士の協力・連携 |
① クラスに関係なく、その場にいた保育者が適切な言葉がけや対応をするように心がけている |
14 |
2 |
0 |
|
② クラスの環境構成などについてもお互いにフランクに意見を交換し合っている |
10 |
6 |
0 |
|||
③ 幼児のことについて保育者同士で話し合い、共通理解をするように心がけている |
13 |
3 |
0 |
|||
④ 他のクラスや異年齢の幼児たちと触れ合うような、さまざまな工夫、保育の形態を取り入れている |
10 |
6 |
0 |
|||
Ⅲ 保育者としての資質と能力 |
1 |
専門家としての能力・姿勢・義務 |
① 幼児の性格や個性を把握し、幼児の考えや感じていることを理解するようにしている |
11 |
5 |
0 |
② 保護者に対し、幼児や自分の保育のことをわかりやすく話し、保護者との信頼関係を築くよう努めている |
9 |
7- |
0 |
|||
③ 保育時間外でも保育者としての誇りと自覚をもった言動を心がけている |
10 |
4 |
2 |
|||
④ 幼稚園には自分自身のプライベートな生活をもち込まないようにしている |
12 |
3 |
1 |
|||
⑤ 幼児や保護者との対応には、公平さを欠かさないようにしている |
13 |
3 |
0 |
|||
⑥ 服装、髪形、身だしなみなど、清潔感のあるものを心がけている |
10 |
6 |
0 |
|||
⑦ 職務上、知り得たプライバシーに関する情報などの秘密を守るように心がけている |
14 |
2 |
0 |
|||
⑧ 園の重要書類は持ち出さないようにしている |
14 |
2 |
0 |
|||
⑨ 締切りのある仕事や提出物は締切日をきちんと守るようにしている |
11 |
5 |
0 |
|||
2 |
組織の一員としての在り方 |
① 教職員全員で一つのチームであることを自覚するように心がけている |
13 |
3 |
0 |
|
② 他の意見を素直な気持ちで聞いたり、自分の意見を述べるよう努めている |
11 |
5 |
0 |
|||
③ 子どものこと、クラスの出来事などで必要なことは園長や主任に報告、連絡、相談をしている |
12 |
5 |
0 |
|||
④ 当番や役割による仕事は確実に行なっている |
10 |
7 |
0 |
|||
⑤ 園や保育者に関することについては、軽はずみに他に話さないように心がけている |
15 |
2 |
0 |
|||
3 |
保育の楽しみ・喜び |
① 幼児の成長を自分の喜びと感じることができる |
14 |
3 |
0 |
|
② 幼児と一緒に生活を創りだすことを楽しいと感じることができる |
14 |
3 |
0 |
|||
Ⅳ 保護者への対応 |
1 |
情報の発信と受信 |
① 保護者に個々の幼児の様子を伝える工夫をしている |
11 |
6 |
0 |
② 保護者からの相談や要望には心を開いて、よく話を聞くように心がけて いる |
12 |
5 |
0 |
|||
2 |
守秘義務の遵守 |
① 保護者の住所、電話番号など個人情報の管理については園の方針に従っている |
15 |
2 |
0 |
|
② 個々の幼児や保護者、家族の情報は口外しないようにしている |
14 |
3 |
0 |
|||
3 |
対応上のマナー・心がまえ |
① 日常の生活において、その場にあった正しい言葉を使うようにしている |
13 |
4 |
0 |
|
② 電話は、相手が見えないために誤解が生じやすいことを心に留め、簡潔にわかりやすく話すことを心がけている |
10 |
7 |
0 |
|||
③ 保護者からの依頼や伝言などについては、メモをするなどきちんと対応している |
12 |
5 |
0 |
|||
4 |
クレームへの対処の仕方 |
① 保護者からクレームがあった場合は、まず謙虚にその話を聞き、園長に報告、連絡、相談をしている |
13 |
4 |
0 |
|
② クレームの内容によっては教職員全体で検討し、共通理解のうえで対処している |
12 |
4 |
0 |
|||
Ⅴ 地域の自然や社会とのかかわり |
1 |
地域の自然・人々とのかかわり |
① 地域の人々と親しくあいさつや会話を交わすように心がけている |
9 |
7 |
1 |
② 地域の自然や主な施設の場所、交通機関、行事などについて理解するよう努めている |
4 |
11 |
2 |
|||
③ 地域の自然や機関についてマップを作成するなど、利用しやすい工夫をしている |
1 |
13 |
7 |
|||
2 |
小学校との連携 |
① 小学校の教育内容について理解するよう努めている |
2 |
11 |
4 |
|
② 地域の小学校の行事や公開授業に関心を持っている |
4 |
5 |
8 |
|||
3 |
子育ての支援と地域への開放 |
① 子育ての支援や地域開放について具体的な形や内容を理解するよう努めている |
6 |
7 |
4 |
|
② 子育ての支援や地域開放について、教職員全体で話し合っている |
3 |
8 |
6 |
|||
Ⅵ 研修と研究 |
1 |
研修・研究への意欲・態度 |
① 研修会や研究会には自己課題をもって進んで参加している |
8 |
9 |
0 |
② 自分の保育について自己課題をもって評価・反省を行っている |
10 |
6 |
1 |
|||
③ 自分の保育の在り方や悩みについて、他の保育者や主任、園長に相談している |
9 |
8 |
0 |
|||
2 |
保育者としての専門性に関する研修・研究 |
① 幼児の発達理論を学び、保育にいかすための研修・研究を行なっている |
6 |
9 |
1 |
|
② 記録の取り方、考察の仕方に関する研修・研究を行なっている |
3 |
10 |
4 |
|||
③ 教育課程や指導計画の理解と作成に関する研修・研究を行なっている |
3 |
11 |
2 |
|||
④ 保育記録に基づいた評価方法と計画に関する研修・研究を行なっている |
3 |
11 |
2 |
|||
⑤ 幼児の発達を見通した環境構成や教材に関する研修・研究を行なっている |
5 |
10 |
1 |
|||
⑥ 保護者への対応に関する研修・研究を行なっている |
5 |
9 |
2 |
|||
⑦ 地域社会との交流に関する研修・研究を行なっている |
2 |
8 |
6 |
|||
⑧ 保育者同士の協力・連携に関する研修・研究を行なっている |
7 |
8 |
1 |
|||
3 |
今日的課題に関する研修・研究 |
① アレルギー、自立の遅れなど、最近多く見られる問題について理解している |
11 |
6 |
0 |
|
② 障がいのある幼児の理解と対応について研修している |
12 |
5 |
0 |
|||
③ 預かり保育や子育ての支援について研修している |
3 |
8 |
5 |
|||
④ 幼保小中連携の必要性や具体的方策について研修している |
2 |
9 |
5 |
|||
⑤ 危機管理の必要性と対応について研修している |
2 |
11 |
3 |
意見/改善策
Ⅰ保育の計画性 ・各学年担任と連携を取りながら、先の見通しを持って保育できる環境作りをすることで、しっかり計画を持てる様にしていきたい。 ・その時の子どもの状況や希望を聞き、活動内容を決めることが多かった。 ・自分の保育の評価・反省は毎日しているのですが、日々の保育に生かしていくように、もっと具体的に考えていかなければと思っています。 ・カリキュラムやこよみなどは例年の様子などを参考に同じ学年で話し合って決めている。 ・見通しを持ち保育を行うよう心掛けてはいますが、足りない部分がまだたくさんあるので、日々反省し、次につなげていけるような保育を心掛けたいです。 |
Ⅱ保育の在り方、幼児への対応 ・子どもの気持ちに寄り添い、一人一人の子どもと楽しく丁寧に関わるよう心がけている。 ・子どもが自分の言葉で気持ちや思いを伝えられるような関わりや声かけを心がけている。 ・子どもが不安にならないようにして、困っている時など保育者に伝えやすいよう雰囲気作りを心がけた。 ・今年度は、担任の先生とできるだけ共通理解をもって、園児の様子や保育の進め方などを話し合うことが多くできた。担任の先生が、保護者との懇談での話や療育施設とのやり取りの話などを逐一教えてくれて、同じ思いをもって保育できたことが、とてもありがたかった。なかなか時間はとれないけれど、担任の先生、学年の先生と一緒に子どもの育ちについての話ができると、もっと個別に沿った保育ができると思うので、今後も連携をしながらやっていきたい。 ・今年度も幼児の対応という部分で、丁寧な保育を全職員が出来ていたかという点では疑問に思うところが多かったので、来年度も気を付けていきたい。 ・子どもにはいつも真摯に向き合うよう心がけていますが、より理解を深められたら良いと思います。 ・行事や活動の細かい確認や連絡不足などが少しあるので、気を付けて取り組むようにしていく。 |
Ⅲ保育者としての資質と能力 ・全職員の共通認識を持つように心掛け、資質や能力を高めていきたいと思う。 ・仕事が遅くなってしまうことがあったので、先の見通しを持って取り組むように心がけます。 ・どの子どもたちも、楽しい幼稚園と感じてもらえるよう関わりたい。 |
Ⅳ保護者への対応 ・子どものいつもと違う様子や上手にできた・挑戦できたことなどは、電話や普段の会話の中で伝えるようにしている。 ・2歳児クラス担当という事もあり、子どもの様子を送迎時に聞かれることが多かった。担任に報告を密にし、子どもの姿を保護者に伝える努力を行った。 ・挨拶と笑顔を忘れず、子どもたちの様子を細かく伝えるように心がけている。 ・保護者の気持ちに寄り添いながら、個別に丁寧に対応していきたい。 ・誠実な対応を心がけていますが、難しいと感じることが多いです。 ・保護者の質問にすぐ答えられないことがあり、他の先生に確認することが多い。 ・出来るだけ日常の細かい事も伝えられるようにしているが、うっかりして連絡が遅くなってしまったり、忘れてしまったりすることがあるので今後も気を付けていくようにする。 |
Ⅴ地域の自然や社会とのかかわり ・地域の活動などにもっと興味を持つようにしたいと思います。 ・散歩のときに挨拶をするようにしている。 ・地域の自然や社会との関わりという点では、コロナ禍でなかなか難しいが、少しずつ通常の生活に戻ってきたら改善していけると思います。 |
Ⅵ研修と研究 ・この1年間、ぶどうの木研修会に参加させてもらい、特別な支援の必要な子のための他の園での様子などが学習できたのがとても良かった。報告集を見るだけでも、事例研究の内容がわかり、学びになるので、これまでのぶどうの木報告集を読みたいと思った。 ・いろいろな研修を受けることが出来るようになったので、しっかり勉強したいと思います。 ・処遇改善に関わらず、ぶどうの木へのパート・正職員の参加への取り組みを行ってきたことは良かったと思います。学びの場や共通認識を持つという点でも、研修はとてもプラスになっていると思います。 ・最近はたくさんZoomでの研修を受ける機会があり、とても勉強になっていると思うが、その時だけ理解して…にならないで、保育に一つでも生かせるようにしていきたいと思う。 ・オンデマンドは利用しやすかった。保育に生かせるよう、自分でも探し利用したい。 ・研修を受け、他の保育者の意見や考えを聞いて、自分の保育にも活かしていきたいと思う。 ・最近はZoomで研修会を行うことができ、参加する機会も増えよかったです。 |
2022年度 自己評価結果 (教職員編)
結果及び改善策
Ⅰ 「保育の計画性」についての評価結果及び改善策
<おおむねよい><ふつう>の評価である。園の教育理念・教育目標そして新教育要領を確認し意識していくことを継続していく。保育環境の構成については、継続するコロナ禍の中でも、行事を含め、中止することなく工夫をしながら取り組めたことは評価したい。今後も子どもたちに多くの経験が出来るよう計画を立てていってほしい。正職・パートすべての教職員が意見や思いを出しあえる環境を作り、評価・反省をしながら、今後もすべての教職員で保育計画の作成に取り組んでいきたい。 |
Ⅱ 「保育の在り方、幼児への対応」についての評価結果及び改善策
<おおむねよい><ふつう>の評価である。各々の保育者が、一人一人に真摯に向き合う中で、丁寧な保育を常に心がけ、子どもたちの姿をありのままに受け入れ、誠実に向き合っていく姿勢を大切にしている事がうかがえ評価できる。今後も、教職員全体で連携・共有しながら、子どもたちについての共通理解を持ち、子どもたちが、日々安全な環境の中で安心して園で過ごせるような保育活動を継続していってほしい。 |
Ⅲ「保育者としての資質と能力」についての評価結果及び改善策
<おおむねよい><ふつう>との評価である。保育者のほとんどが、子どもたちの成長を自分の喜びと感じ、子どもたちと一緒に日々の保育を創り出すことを楽しいと感じ、教職員全体が一つのチームであることを自覚していることは評価できる。今後も、反省を踏まえながら、さらに資質・能力の向上のために前向きに努力する姿勢を継続していって欲しい。一つのチームとして情報の共有に努め、協力・連携して互いに支え合いながら前向きに歩んでいきたい。 |
Ⅳ 「保護者への対応」についての評価結果及び改善策
<おおむねよい><ふつう>との評価である。保護者との信頼関係を築いていくことが、子どもたちの成長に寄り添っていくために、必要不可欠であることを認識し、保護者が安心して子どもを送り出せる園にしていきたいという思いがすべての教職員にあることがうかがえ評価できる。今後も教職員間でのコミュニケーションを常に努めていくことを継続していきたい。個人情報の守秘義務の遵守については、各教職員が現在の意識を継続して持ち、遵守していくことに期待している。 |
Ⅴ 「地域の自然や社会とのかかわり」についての評価結果及び改善策
全体的に<ふつう><一部検討を要する>との評価である。今年度も、コロナ禍の中で、例年実施してきた高齢者との関わり、職場体験受け入れなどの人的交流が実施できなかった。昨年度同様に、園児の製作した作品を高齢者施設内で展示という形でのみ実施した。小学校との連携としては、就学前の情報伝達だけでなく、小学校訪問や子ども・教員の交流も検討していきたい。 |
Ⅵ 「研修と研究」についての評価結果及び改善策
昨年度と同様、丁寧な保育を常に大切にしている教職員一人一人が、研修・研究の機会の必要性を認識しており、保育者としてのスキルアップを望む意識がうかがえ評価できる。今年度も、コロナ禍の中でZoomによる研修を継続実施した。特に法人内での特別支援教育学習会「ぶどうの木」で補助職員の参加も実現できたことで、すべての保育者の特別支援教育の力量を向上させることが出来たと認識している。今後も、Zoom研修・ハイブリッド研修を含め、個々の保育者が望む研修に参加する事ができるような環境を整えていきたい。 |
2023年(令和5年)3月31日
帯広聖公会幼稚園
園長 鈴 木 典 明 様
藤 江 操
2022年度学校関係者評価について
園長先生及び教職員の皆さんの、子どもたちや幼稚園教育に寄せる熱い思いが伝わってくる、そんな学校評価の結果と思われました。
そして、何より保護者の方々の聖公会幼稚園に対する深い信頼感がひしひしと伝わってくる、そんなアンケートの結果であり、読んでいて胸が熱くなりました。
コロナ禍の厳しい状況の中を、様々な工夫と努力により、子どもたちが「幼稚園が楽しい、幼稚園に行きたい」ということは何より素晴らしいことだと思います。
保護者からの「ありがとうございます」「感謝しています」という言葉が多くあって、園の教育活動、先生方の深い配慮が知らず知らずのうちに、保護者の方々に伝わっていることがよくわかります。
・「担当の先生以外にも積極的に声をかけていただき、毎日安心」
・些細なことにも声をかけてもらえる
・先生方が明るく元気に接していただける
・どの先生も親切で子どもたちにやさしく、でもいけないことをしたときはきちんと諭してくださることを子どもから聞いていてありがたい。
・一人一人に応じて柔軟に対応してくださって感謝。
・先生たちの子どもに向き合う姿はとても参考になります。
・第2の母として(時には母親以上に…)温かく、一緒に成長を見守っている同志だと思っています。
などなど、園への信頼感がよく伝わってきて嬉しくなります。
季節や行事に合わせた保育内容の設定がされていることで、子どもが季節や行事を意識して生活できることや、「水遊びの折の服装、外遊びのこと」「園庭の閉鎖が早すぎるのでは…」「ある先生の言葉使い…」「絵本のこと」「園長先生のピザ」などなど、楽しかったこと、有難かったこと、配慮してほしいことなど、率直に述べていられるのは有難いことだと思います。
運動会(雨への対応…)や夏祭りのこと、「祝会のこと」など、親御さんたちの気持ちが手に取るようにわかります。ただ「写真販売」の要望については、事務量が膨大になることを考えると、難しいかもしれませんね。
「降園の際、もっと様子を…」「駐車場」などなど、課題もあるようですが、いずれにしても園としてどうか、「親の役割」と「保護者のなすべきこと」の線引きは大事ですよね。
「聖公会幼稚園でよかった」という保護者、保護者同士の仲の良さなど、よく伝わってきます。
*先生方の研修も良い方向に進んでいるようですね。(特別支援教育学習会「ぶどうの木」への補助教員の参加など)
いずれにしても、子どもたち一人一人が神様から与えられたかけがえのない命であるとの大前提に、「正職員、パートすべての教職員が意見や思いを出し合える環境をつくり、評価・反省をしながら、今後すべての教職員で保育計画の作成に取り組んでいきたい」との園長先生の思いが十分に先生方に伝わっていることを強く感じています。
いずれにしても「ならぬことはならぬものです」の大切さを改めて実感した今回の自己評価表であり、アンケートでした。
有難うございました。時節柄、くれぐれもご自愛ください。