一人ひとり大切なかけがえのない命を預かるものとして、日々の保育を振り返りながら歩んでいかなくてはなりません。そのために、多くのご意見をいただくと共に、自らの保育の業を自己評価していくことは大切な仕事です。子どもたちにとってより良い環境づくりのため、今後も保護者の皆さまとの連携は絶対に欠かせません。ありのままの姿を受け入れつつ前に進んでいきたいと思いますので、帯広聖公会幼稚園の変えられないところをご理解いただくと共に、もっとこうした方がいいというところを一緒に考えていきたいと思います。 2023年度の自己評価結果です。
(園長 鈴木典明)
自己評価項目 ─園長用─ 2023年度 帯広聖公会幼稚園
<評価基準> Aおおむね良い Bふつう C改善を要する
評価分類 |
内 容 |
評価 |
||
Ⅰ 教育内容 |
1 |
保育の計画 |
① 建学の精神に基づき教育理念や教育目標を明文化している |
A |
② 教育課程は教育理念に基づき、教育要領の精神を踏まえて編成している |
A |
|||
③ 社会状況や幼児の実態、地域性などを考慮し必要に応じて教育課程の見直しを行なっている |
A |
|||
④ 幼児の生活が豊かになるように行事を精選し、幼児の発達を踏まえて、その内容や実施の仕方について見直しを行なっている |
A |
|||
2 |
教職員体制の充実 |
① 教職員が園の教育理念や教育方針を共通理解するための取組みを行なっている |
A |
|
② 指導計画が教育要領、教育課程、幼児の実態に即したものになっているかを把握し、指導助言できる体制をつくっている |
A |
|||
③ 教師が上級免許や他の資格を取得したり、教員免許の更新をしたりする機会を確保している |
A |
|||
3 |
指導の在り方 |
① 環境を通して行う幼稚園教育の特質を理解し、発達の道筋を見通して教育的価値のある環境を計画的に構成している |
A |
|
② 幼児の主体性と教師の意図とのバランスを考慮しながら、幼児が主体的に活動できる環境構成している |
A |
|||
③ 幼児とのかかわりのなかで信頼関係を構築するよう努める。安全で心地よく過ごすことができる環境を整えている |
A |
|||
④ 幼児一人ひとりの発達の特性に応じた指導を行なっている |
A |
|||
⑤ 教職員全員で一人ひとりの幼児を育てるという視点に立って、教職員間の共通理解と協力体制を築き、指導を行なっている |
A |
|||
⑥ 遊びを通しての総合的な指導を行なっている |
A |
|||
⑦ 障がいのある幼児に対して、家庭や関係機関と連携しながらその状態に応じた指導内容や指導方法の工夫をしている |
A |
|||
⑧ 子どもの発達と学びの連続性を確保するため、幼稚園と小学校との連携を図っている
|
A |
|||
4 |
研修や研究 |
① 教育内容の質の向上や改善のため、園内研修を企画し行なっている |
A |
|
② 教師の資質向上のために、公的機関などが開催する研修会などに参加する機会を確保している |
A
|
|||
③ 個々の教師が自分の課題を把握し、その課題が達成できるような指導体制をとっている |
A |
|||
Ⅱ 地域の幼児教育センターとしての役割 |
1 |
子育ての支援 |
① 子育ての支援のために、未就園児の親子登園や子育て相談、情報の提供などを実施している |
A |
② さまざまな教育に関する相談を受け入れている |
A |
|||
③ 子育ての支援に当たって、児童相談所や病院などの専門機関に相談や連携ができる体制を整えている |
A |
|||
2 |
預かり保育 |
① 教育課程に基づく活動を考慮したうえで預かり保育の内容を検討し、計画的に行なっている |
A |
|
② 預かり保育を担当する教師の体制を整えている |
A |
|||
Ⅲ 安全管理 |
1 |
外部侵入者・来訪者などに対する安全対策 |
① 幼稚園施設整備指針に基づき、適切な防犯体制を整えている |
A |
2 |
施設・設備・園児に対する安全対策 |
① 地震などの自然災害に対する防災対策を整えている |
A |
|
② 幼稚園設置基準を踏まえ、施設設備の安全管理に努めている |
A |
|||
③ 消防法を踏まえ、消防計画を作成し実施している |
A |
|||
④ 防火管理者を定めて防火管理を行っている |
A |
|||
⑤ 設備や遊具の点検を定期的に行っている |
A |
|||
3 |
衛生管理 |
① 幼稚園設置基準を踏まえ、衛生管理に努めている |
A |
|
② 学校保健法を踏まえ、保健安全計画を作成し実施している |
A |
|||
③ 学校保健法を踏まえ、園児及び教職員の健康診断を実施している |
A |
|||
④ 学校保健法を踏まえ、伝染病予防や発生に対応している |
A |
|||
⑤ 学校保健法により、学校医、学校歯科医、学校薬剤師を置いている |
A |
|||
Ⅳ 人事管理 |
1 |
園の教育目標達成のための人事 |
① 幼稚園設置基準を踏まえ、園の教育目標が達成できる人事を行っている |
A |
② 幼稚園設置基準を踏まえ、個々の教職員が自己評価などに努めている |
A |
|||
2 |
教職員の雇用条件 |
① 労働基準法に基づいた労働条件を整備し、明示している |
A |
|
② 私立学校教職員共済法を踏まえ、教職員の福利厚生に努めている |
A |
|||
3 |
就業規則に基づく労務管理 |
① 労働基準法に基づいて就業規則を作成し、行政官庁に届け出ている |
A |
|
4 |
教職員の健康管理 |
① 学校保健法に基づき、毎年、教職員の健康診断を実施している |
A |
|
Ⅴ 財務管理 |
1 |
予算作成及び予算管理 |
① 学校法人会計基準に基づき、予算書を作成している |
A |
② 月次で予算管理を行い、補正予算が必要な場合は理事会の承認を得ている |
A |
|||
2 |
決算 |
① 学校法人会計基準に基づき、会計処理を行うとともに財務計算に関する書類を作成している |
A |
|
② 決算は公認会計士の監査を受け、適正であることの証明をつけて監督官庁に届け出ている |
A |
|||
3 |
納付金算定 |
① 園児納付金の算定に関しては、算定根拠をしっかりともち、外部に説明できるようにしている |
A |
|
4 |
物品購入 |
① 教材などの在庫は種類・量共に、適切に管理している |
A |
|
Ⅵ 評価と情報の公開 |
1 |
評価 |
① 重点目標とそれを達成するために必要な評価項目を定めて自己評価を行っている |
A |
② 自己評価の結果や分析、それを踏まえた今後の改善方策を自己評価の結果報告書にまとめている |
A |
|||
③ 学校関係者評価委員会を設置し、自己評価の結果について学校関係者評価を行っている |
A |
|||
2 |
情報の公開 |
① 幼稚園設置基準により、教育活動その他の学校運営の状況について、積極的に情報を提供している |
A |
|
② 公開する情報の中で、個人情報とされるものについては保護されるようにしている |
A |
|||
③ 自己評価の結果を公表している |
A |
|||
④ 学校関係者評価の結果を公表している |
A |
|||
⑤ 幼稚園幼児指導要録の抄本・写しを小学校に送付し、情報の共有と相互理解を図っている |
A |
2023年度 自己評価結果 (園長編)
結果及び改善策
Ⅰ 「教育内容」についての評価結果及び改善策
今年度も、子どもたち一人一人が皆、神様から与えられた大切なかけがえのない命であるという大前提のもと、日々丁寧な保育を積み重ねていくことを、心掛けながら日々過ごしてきた。今年度はコロナが5類に変わり活動の幅も広まってきた。今までコロナ禍の中で、精一杯工夫をしながら保育を続けてきたことを生かしつつ、子どもたちに誠実に向き合い保育にあたっている教職員には心から感謝している。すべての職員間で、情報を共有し保育に係ることに関して共通理解を持ちながら、丁寧な保育を実践していくことが出来るよう、今後も前向きに歩んでいきたい。 |
Ⅱ 「地域の幼児教育センターとしての役割」についての評価結果及び改善策
未就園児クラス・預かり保育は、職員の配置を十分に配慮し、内容も充実させながら今後も引続き実施していく。次年度も、広い保育室を使用して未就園児クラスを実施し、一人一人に丁寧に寄り添っていくために児童相談所や病院、療育機関等の関係諸機関との連携の今後も継続していく。情報交換や見学・面談などを行う中で、さまざまな教育に関する相談・子育て支援など、園として可能な範囲で、人的配置も考慮し対応を行っていきたい。 |
Ⅲ 「安全管理」についての評価結果及び改善策
施設設備面での安全管理については、十分に配慮していると認識している。自由遊び中の大型遊具使用時を含め、子どもたちにいつどこでも目の届く職員配置をするよう検討工夫した。自然災害・感染症、また通園バスの運行等、子どもたちの安全管理に関して、適切な対応をしていくための危機管理体制を再確認していく。そのために、今後も具体的・実践的な研修機会を作っていきたい。今年度実施できなかった幼児の救命救急の研修を次年度は実施したい。 |
Ⅳ 「人事管理」についての評価結果及び改善策
教職員の処遇改善に関して、今年度も改善されていると認識している。今後も、教職員の質的量的な負担の軽減を考慮し、働き方や職員の配置などを検討していく中で、情報を共有し、すべての教職員が働きやすい環境を作っていけたらと思っている。またICTシステムを利用し、教職員の負担軽減が実現出来ていると認識している。教職員の確保に関しては、難しくなっている現実を踏まえ、待遇改善を含め十勝私立幼稚園連合会と連携し、今後も引続き具体的な方策を考えていきたい。 |
Ⅴ 「財務管理」についての評価結果及び改善策
財務管理に関しては、例年同様適正に行われていると考える。子ども・子育て支援新制度移行後の事務処理等の作業量の増加には対応できるようになってきたと考えているが、処遇改善等加算、子育て支援補助金等、物価高騰に伴う補助金等を確実に申請しながら、健全な経営に向け前向きに対応してきた。今後も適切に対応していきたい。 |
Ⅵ 「評価と情報の公開」についての評価結果及び改善策
ホームページ上での自己評価結果・情報公開は、今後も継続していく。ホームページの充実と情報発信のツールとして機能させるためより一層改善していきたい。。またICTシステムにより、今年度も情報公開の幅を広げることが出来ている。小学校との情報の共有と相互理解を図ることに関しては、小学校の担当教員との面談・電話での引継ぎ、指導要録の写しを送付することを今後も継続していく。 |
自己評価結果 ─教職員用─ 2023年度 帯広聖公会幼稚園
<評価欄に入れる記号> Aおおむね良い Bふつう Cあまり出来ていないので一部検討を要する (人)
評価分類 |
内 容 |
A |
B |
C |
||
Ⅰ 保育の 計画性 |
1 |
園の教育理念・教育目標の理解 |
① 園の教育理念や教育目標を理解し共感している |
8 |
8 |
0 |
② 園の教育理念に基づいて教育目標について園長や主任・教職員と話し 合い、保護者に説明できる |
4 |
10 |
2 |
|||
2 |
幼稚園教育要領の理解 |
① 幼稚園教育要領を読み、園長や主任・教職員と話し合って理解に努めている |
4 |
10 |
2 |
|
3 |
教育課程の編成 |
① 園の教育課程は、幼稚園教育要領の精神を踏まえ、園の教育理念・教育目標を基に編成している |
7 |
7 |
1 |
|
② 園の教育課程を理解し、それに基づいて保育の計画を立てている |
8 |
6 |
1 |
|||
4 |
指導計画の作成 |
① 指導計画は幼児の発達に即して幼児期にふさわしい生活を展開できるように具体的に作成している |
8 |
6 |
1 |
|
② 指導計画は幼児の実態や周囲の状況の変化に対応できるような順応性のあるものにしている |
7 |
7 |
2 |
|||
5 |
環境の構成 |
① 安全で清潔感のある環境構成をしている |
12 |
4 |
0 |
|
② 幼児が主体的にかかわりたくなるような素材や遊具を考えて環境構成をしている |
8 |
8 |
0 |
|||
③ 幼児が自ら活動を展開していけるような場や空間の構成をしている |
8 |
8 |
0 |
|||
④ 遊びに必要な遊具や用具、素材などを質・数量に配慮して用意している |
7 |
9 |
0 |
|||
⑤ 楽しい雰囲気のなかで安心して遊びこめる環境構成をしている |
11 |
5 |
0 |
|||
⑥ 幼児の活動がより豊かになるように、活動の展開に応じて環境を再構成している |
10 |
6 |
0 |
|||
⑦ 幼児の発想を柔軟に取り入れて、保育室の装飾や展示をしている |
8 |
6 |
2 |
|||
⑧ 園地・園庭の樹木や草花の名前、季節による変化などを理解し、環境構成に生かすようにしている |
7 |
8 |
1 |
|||
⑨ 幼児の発達や生活を見通した環境構成をしている |
11 |
4 |
1 |
|||
⑩ 季節の変化に応じた環境構成をしている |
11 |
4 |
1 |
|||
⑪ 異年齢の幼児が自然に交流できるような環境構成をしている |
9 |
7 |
0 |
|||
6 |
評価・反省 |
① 自分の保育についての評価・反省をいくつかの観点から行っている |
10 |
5 |
1 |
|
② 自分の保育を評価・反省することで、次の保育に生かせるようにしている |
12 |
4 |
0 |
|||
Ⅱ 保育の在り方、幼児への対応 |
1 |
健康と安全への配慮 |
① 朝の登園時には特に視診を大切にし、子どもの体調が悪くないかを確かめている |
14 |
2 |
0 |
② けがや事故に気をつけ、万一、事故やけがが発生した場合は、園長に報告し、保護者に連絡をとり、医師に見てもらうなど適切な処置を行っている |
13 |
3 |
0 |
|||
③ 園内に危険な個所がないか、危険な遊び方はしていないか常に配慮し、危険が予測される場合は安全な遊び方について幼児と一緒に考えるようにしている |
13 |
3 |
0 |
|||
④ 園内の清掃や整理整頓、換気、採光、室温などに気を配っている |
12 |
4 |
0 |
|||
2 |
幼児理解 |
① 一人ひとりの幼児をよく観察すると同時に周囲にも目を配るようにしている |
13 |
3 |
0 |
|
② 幼児の話をよく聞き、幼児の思いを受けとめるようにしている |
13 |
3 |
0 |
|||
③ 個々の幼児の発達の姿や課題について、見通しをもって理解できるようにしている |
12 |
4 |
0 |
|||
④ 幼児同士のかかわりの姿を捉え、そこでの幼児の育ちを理解できるようにしている |
12 |
4 |
0 |
|||
⑤ 幼児たちが今、興味や関心をもっていることを知るようにしている |
13 |
3 |
0 |
|||
⑥ 幼児の理解のために家庭との連携をとるようにしている |
10 |
6 |
0 |
|||
⑦ 幼児の姿を多面的に捉えるように心がけるようにしている |
11 |
5 |
0 |
|||
3 |
指導とかかわり |
① 幼児の思いや考えに共感しながら、幼児と一緒に活動するようにしている |
11 |
5 |
0 |
|
② 幼児が理解しやすいような、正しい言葉を使うようにしている |
13 |
3 |
0 |
|||
③ 幼児の心を傷つけたり、人権を無視したりする言葉や態度、かかわり方をしないようにしている |
13 |
3 |
0 |
|||
④ 善悪の判断、思いやりなどの道徳性を培ううえでのモデルとなるように心がけている |
12 |
4 |
0 |
|||
⑤ 幼児の一人ひとりのありのままの姿を受け入れ、その子のよさを認めるように心がけている |
13 |
3 |
0 |
|||
⑥ 幼児の話をよく聞いたり、スキンシップをとるようにしている |
12 |
4 |
0 |
|||
⑦ 幼児が遊びを深めていくための、適切な援助をするように心がけている |
10 |
6 |
0 |
|||
⑧ 幼児の年齢に応じた援助の仕方を工夫している |
11 |
5 |
0 |
|||
⑨ 幼児が自ら考えたり工夫したりできるように見守り、行き詰まっているときには適切な援助をしている |
12 |
4 |
0 |
|||
⑩ 幼児同士のトラブルに対し、適切な対応をするように心がけている |
12 |
4 |
0 |
|||
⑪ 幼児を無視したり、体罰を加えることはどのような場合もしないようにしている |
15 |
1 |
0 |
|||
4 |
保育者同士の協力・連携 |
① クラスに関係なく、その場にいた保育者が適切な言葉がけや対応をするように心がけている |
13 |
3 |
0 |
|
② クラスの環境構成などについてもお互いにフランクに意見を交換し合っている |
10 |
5 |
1 |
|||
③ 幼児のことについて保育者同士で話し合い、共通理解をするように心がけている |
12 |
4 |
0 |
|||
④ 他のクラスや異年齢の幼児たちと触れ合うような、さまざまな工夫、保育の形態を取り入れている |
7 |
9 |
0 |
|||
Ⅲ 保育者としての資質と能力 |
1 |
専門家としての能力・姿勢・義務 |
① 幼児の性格や個性を把握し、幼児の考えや感じていることを理解するようにしている |
11 |
5 |
0 |
② 保護者に対し、幼児や自分の保育のことをわかりやすく話し、保護者との信頼関係を築くよう努めている |
10 |
6 |
0 |
|||
③ 保育時間外でも保育者としての誇りと自覚をもった言動を心がけている |
11 |
5 |
0 |
|||
④ 幼稚園には自分自身のプライベートな生活をもち込まないようにしている |
11 |
5 |
0 |
|||
⑤ 幼児や保護者との対応には、公平さを欠かさないようにしている |
12 |
4 |
0 |
|||
⑥ 服装、髪形、身だしなみなど、清潔感のあるものを心がけている |
11 |
5 |
0 |
|||
⑦ 職務上、知り得たプライバシーに関する情報などの秘密を守るように心がけている |
13 |
3 |
0 |
|||
⑧ 園の重要書類は持ち出さないようにしている |
15 |
1 |
0 |
|||
⑨ 締切りのある仕事や提出物は締切日をきちんと守るようにしている |
12 |
4 |
0 |
|||
2 |
組織の一員としての在り方 |
① 教職員全員で一つのチームであることを自覚するように心がけている |
13 |
3 |
0 |
|
② 他の意見を素直な気持ちで聞いたり、自分の意見を述べるよう努めている |
11 |
5 |
0 |
|||
③ 子どものこと、クラスの出来事などで必要なことは園長や主任に報告、連絡、相談をしている |
10 |
6 |
0 |
|||
④ 当番や役割による仕事は確実に行なっている |
9 |
7 |
0 |
|||
⑤ 園や保育者に関することについては、軽はずみに他に話さないように心がけている |
13 |
3 |
0 |
|||
3 |
保育の楽しみ・喜び |
① 幼児の成長を自分の喜びと感じることができる |
14 |
2 |
0 |
|
② 幼児と一緒に生活を創りだすことを楽しいと感じることができる |
14 |
2 |
0 |
|||
Ⅳ 保護者への対応 |
1 |
情報の発信と受信 |
① 保護者に個々の幼児の様子を伝える工夫をしている |
11 |
5 |
0 |
② 保護者からの相談や要望には心を開いて、よく話を聞くように心がけて いる |
11 |
5 |
0 |
|||
2 |
守秘義務の遵守 |
① 保護者の住所、電話番号など個人情報の管理については園の方針に従っている |
15 |
1 |
0 |
|
② 個々の幼児や保護者、家族の情報は口外しないようにしている |
14 |
2 |
0 |
|||
3 |
対応上のマナー・心がまえ |
① 日常の生活において、その場にあった正しい言葉を使うようにしている |
11 |
5 |
0 |
|
② 電話は、相手が見えないために誤解が生じやすいことを心に留め、簡潔にわかりやすく話すことを心がけている |
10 |
5 |
0 |
|||
③ 保護者からの依頼や伝言などについては、メモをするなどきちんと対応している |
13 |
3 |
0 |
|||
4 |
クレームへの対処の仕方 |
① 保護者からクレームがあった場合は、まず謙虚にその話を聞き、園長に報告、連絡、相談をしている |
13 |
3 |
0 |
|
② クレームの内容によっては教職員全体で検討し、共通理解のうえで対処している |
11 |
5 |
0 |
|||
Ⅴ 地域の自然や社会とのかかわり |
1 |
地域の自然・人々とのかかわり |
① 地域の人々と親しくあいさつや会話を交わすように心がけている |
10 |
5 |
1 |
② 地域の自然や主な施設の場所、交通機関、行事などについて理解するよう努めている |
6 |
7 |
3 |
|||
③ 地域の自然や機関についてマップを作成するなど、利用しやすい工夫をしている |
2 |
7 |
6 |
|||
2 |
小学校との連携 |
① 小学校の教育内容について理解するよう努めている |
2 |
10 |
4 |
|
② 地域の小学校の行事や公開授業に関心を持っている |
3 |
9 |
4 |
|||
3 |
子育ての支援と地域への開放 |
① 子育ての支援や地域開放について具体的な形や内容を理解するよう努めている |
4 |
10 |
2 |
|
② 子育ての支援や地域開放について、教職員全体で話し合っている |
2 |
8 |
5 |
|||
Ⅵ 研修と研究 |
1 |
研修・研究への意欲・態度 |
① 研修会や研究会には自己課題をもって進んで参加している |
7 |
7 |
1 |
② 自分の保育について自己課題をもって評価・反省を行っている |
10 |
4 |
1 |
|||
③ 自分の保育の在り方や悩みについて、他の保育者や主任、園長に相談している |
10 |
6 |
0 |
|||
2 |
保育者としての専門性に関する研修・研究 |
① 幼児の発達理論を学び、保育にいかすための研修・研究を行なっている |
8 |
8 |
0 |
|
② 記録の取り方、考察の仕方に関する研修・研究を行なっている |
4 |
9 |
3 |
|||
③ 教育課程や指導計画の理解と作成に関する研修・研究を行なっている |
3 |
10 |
2 |
|||
④ 保育記録に基づいた評価方法と計画に関する研修・研究を行なっている |
3 |
9 |
3 |
|||
⑤ 幼児の発達を見通した環境構成や教材に関する研修・研究を行なっている |
6 |
8 |
1 |
|||
⑥ 保護者への対応に関する研修・研究を行なっている |
6 |
7 |
3 |
|||
⑦ 地域社会との交流に関する研修・研究を行なっている |
1 |
9 |
5 |
|||
⑧ 保育者同士の協力・連携に関する研修・研究を行なっている |
5 |
10 |
1 |
|||
3 |
今日的課題に関する研修・研究 |
① アレルギー、自立の遅れなど、最近多く見られる問題について理解している |
8 |
8 |
0 |
|
② 障がいのある幼児の理解と対応について研修している |
11 |
5 |
0 |
|||
③ 預かり保育や子育ての支援について研修している |
4 |
8 |
3 |
|||
④ 幼保小中連携の必要性や具体的方策について研修している |
3 |
8 |
4 |
|||
⑤ 危機管理の必要性と対応について研修している |
4 |
7 |
4 |
意見/改善策
Ⅰ保育の計画性 ・子どもの状況や希望を聞き、活動内容を決めている。 ・部屋の中での遊びや戸外でも、子どもたちの創造性が育っていくような環境作りを考えていきたい。 ・支援の必要な子どもや、不安に感じやすい子どもたちに配慮しながら、子どもたちが活動に取り組みやすいよう、気を付けるようにしている。 ・自分のことでいっぱいになってしまうことも多かった1年だったので、来年度からは先を見越した計画、準備をし、保育を行っていきたいと感じている。 ・時間を作り、園長先生と共にしっかりと目を向けていきたい。 ・園地・園庭の草花の名前など、もっと子どもたちに説明できたらいいと思っていますが、なかなか調べる事をしていないので、来年は小さな草花にも目を向けようと思います。 |
Ⅱ保育の在り方、幼児への対応 ・他のクラスの子どもたちとの関わりが自然と生まれるような工夫をしていきたい。 ・子どもが元気に安全に遊べるよう心掛けている。保育者に伝えられず、困っている子が話しやすい環境である様気を付けている。 ・自分のことでいっぱいになってしまうことも多かった1年だったので、来年度からは先を見越した計画、準備をし、保育を行っていきたいと感じている。 ・一人一人の思いや考えを大切にするようにしている。 ・保育者それぞれに心にゆとりを持って対応できるようにするため、保育者が少しでも増えるといいなと思う。 ・ひとりよがりな保育にならないように心がけている。苦手な部分は、もっと細かくメモを取り確認することを習慣づけるよう引き続き努力する。 |
Ⅲ保育者としての資質と能力 ・他の職員の意見を沢山聞いたり、研修を受けたりする中で、よりよい保育者になることができるように努めていきたい。 ・非区の内容や園児への対応など、日々推奨されていることや変わっていく方針に対して、大切なことを忘れず、園でどのようにしていくのがベストなのか保育に充たる先生方に対して伝えて導けるような保育者となるよう頑張りたい。 ・困っている子どもに声をかけたり手助けしたりするだけでなく、どうしたらできるようになるのか一緒に考えて、どんな時でも一緒にやってみるようにしたい。 ・皆が楽しくのびのびと過ごせる様な活動をしたい。 |
Ⅳ保護者への対応 ・園のマニュアルができると良いと思う。 ・保護者の思いを大切に、アドバイスをできるようにしていきたい。保護者とのコミュニケーションを日々欠かさず行い、信頼関係を築くことができるようにしたい。 ・「ぶどうの木」で主に保護者への対応を学ぶことができた。また、ほかの職員の対応の仕方を見て学ぶことも多く、それらを自分の保育へと生かすことができた。 ・ていねいな言葉を心がけるようにはしているが、うまくいかない時もあった。音ついて電話対応できるように今後も気を付ける。 ・保護者が預けることに不安にならない様、態度に気を付けている。 |
Ⅴ地域の自然や社会とのかかわり ・まわりの環境に私自身がもっと興味を持つようにしていきたい。 ・挨拶をし、子どもたちにもうながしている。 ・自分自身あまりできていないように感じるので、もっと地域に関心を持ち、良いところを見つけたり、保育に生かすことのできる部分は吸収したりしていきたいと感じている。 ・コロナ禍の間、帯小との交流会がなく、今年度久しぶりに再会し、卒園児にも会えたり、子どもたちも楽しんでいる様子を聞いたりすると、続けられたら良いと感じます。 ・なかなか難しいですね。世代間交流もなくなってしまったので、町内の方との関わりは薄くなってしまった気がします。 |
Ⅵ研修と研究 ・「ぶどうの木」の研修に参加させていただくことによって、特別支援教育についての見解を深めることができたり、先生方との共通認識を持てるようになったりしたことが、とても有意義でした。今後も目的意識をもって研修等に参加したいと思います。 ・よりよい保育ができるように、支援の必要な子どもたちについてたくさん学びたい。 ・与えられた研修を受けるのみになっているので、自分から学びを深められるように頑張っていく。 ・今後もたくさんのことを学びたいと思います。 ・今年度はたくさんの研修の場に参加させていただいて、たくさんの学びを得ることができたので、今後も積極的に参加していきたい。 ・預かり保育についてインターネットで調べる事はあるが、研修が行われているかわからない。オンデマンド研修は受けやすい。 |
2023年度 自己評価結果 (教職員編)
結果及び改善策
Ⅰ 「保育の計画性」についての評価結果及び改善策
<おおむねよい><ふつう>の評価である。園の教育理念・教育目標を確認し意識していくことを継続していく。保育環境の構成については、子どもたちが主体的に関わっていけるような環境を整えたいという意識が見られ評価できる。今後も子どもたちに多くの経験が出来るようカリキュラムを立て具体的な活動を実施していってほしい。正職・パートすべての教職員が日々共通理解を持てる環境を作り、評価・反省をしながら、今後もすべての教職員で保育計画の作成に取り組んでいきたい。 |
Ⅱ 「保育の在り方、幼児への対応」についての評価結果及び改善策
<おおむねよい><ふつう>の評価である。各々の保育者が、一人一人に誠実に向き合いながら、常に丁寧な保育を心がけ、ありのままの子どもたちの姿を受け入れ向き合っていくことを大切にしている事がうかがえ評価できる。今後も、教職員全体で連携・情報共有しながら、子どもたちについての共通理解を持ち、子どもたちが、日々安全な環境の中で安心して園で過ごせるような保育活動を継続していってほしい。 |
Ⅲ「保育者としての資質と能力」についての評価結果及び改善策
<おおむねよい><ふつう>との評価である。昨年度同様に、保育者のほとんどが、子どもたちの成長を自分の喜びと感じ、子どもたちと一緒に日々の保育を創り出すことを楽しいと感じ、教職員全体が一つのチームであることを自覚していることは評価できる。今後も、反省を踏まえ、資質・能力の向上のために前向きに努力する姿勢を継続していって欲しい。チームとしての情報共有に努め、互いに支え補い合いながら前向きに歩んでいけるよう努力したい。 |
Ⅳ 「保護者への対応」についての評価結果及び改善策
<おおむねよい><ふつう>との評価である。保護者との信頼関係を築くことが、子どもたちに寄り添っていくために、必要不可欠であることを認識し、保護者が安心して子どもを送り出せる園にしていきたいという思いがすべての教職員にあることがうかがえ評価できる。今後も教職員間でのコミュニケーションを日々努めていくことを継続していきたい。個人情報の守秘義務の遵守については、今後も各教職員が現在の意識を継続して持ち、遵守していくことに期待している。 |
Ⅴ 「地域の自然や社会とのかかわり」についての評価結果及び改善策
全体的に<ふつう><一部検討を要する>との評価である。今年度も、高齢者との直接の関わりは実施できなかったが、園児の製作した作品を高齢者施設内で展示するという形でのみ実施した。帯小交流会・職場体験受け入れなどの人的交流はコロナ禍前のように実施することが出来た。小学校との連携としては、就学前の情報伝達だけでなく、小学校訪問や子ども・教員の交流も検討していきたい。 |
Ⅵ 「研修と研究」についての評価結果及び改善策
昨年度同様、丁寧な保育を常に大切にしている教職員一人一人が、研修・研究の機会の必要性を認識しており、保育者としての力量向上を望む意識がうかがえ評価できる。今年度も、Zoomによる研修を継続実施し、特に法人内での特別支援教育学習会「ぶどうの木」で補助職員の参加も実現できたことで、すべての保育者の特別支援教育の力量を向上させる良い機会となったと認識している。今後も、Zoom研修やハイブリッド研修を含め、個々の保育者が望む研修に参加する事ができるような環境を整えていきたい。 |
2024年(令和6年)3月27日
帯広聖公会幼稚園
園長 鈴 木 典 明 様
藤 江 操
2023年度学校関係者評価について
ここ数年の厳しいコロナ禍をめぐる状況から、まだまだ油断はできないものの何とか通常の年間指導計画に基づいて教育活動が進められるようになってきたこと、その喜びと安心感が伝わってくるような自己評価(園長先生、教職員、保護者共々)を拝見し、私自身とても嬉しく読ませていただきました。
園長先生の自己評価について
どの評価項目についても「A」となっており、「神様から与えられた大切なかけがえのない命である」という大前提にたって、日々、ていねいな保育を重ねる強い意志が伝わってきました。
また、「子どもたちに誠実に向き合い保育にあたっている教職員に心から感謝」という園長先生の思いはしっかりと教職員の皆さんに伝わっていることと思います。
「地域の幼児教育センターとしての役割」として、引き続き実施する、そのために児童相談所等関係機関との連携の継続、保護者からの相談、子育て支援など、人的配慮も考慮しながら対応していきたいとのこと、とても難しいとは思いますが、進めていってほしいものです。
今年は元旦から大災害に見舞われるなど、いつでもどこでも災害や事故に見舞われることを想定し、幼児の救急救命の研修の実施は喫緊の課題だと思われます。ぜひ具体化していきたいものです。
保護者の幼児教育へのアンケートについて
「子どものことだけでなく、親の様子をよく見てくださっている」「安全管理に関してもすごく考えてくださっている」という保護者の安心感、「先生方には日々手厚く関わっていただきありがたい」「先生方に会うと、様子を教えてくださる」「親の見えないところで先生方にお世話になっているだろうと感じる日々です」「本当に聖公会幼稚園に入園してよかった」「些細なことでも相談すると誠実に対応して下さる」等々、保護者の方々の幼稚園への信頼感が伝わってきます。素晴らしいですね。
メールについては、「まとめていただけると・・・」「写真付きでアプリを送ってくれて・・・」等々様子がわかり有難い・・・。「全職員が把握している保育、親もその一端にいれて嬉しい」等、第3者の私にとっても、保護者の信頼感や安心感が伝わってきます。
雑 な感想を述べさせていただきましたが、いずれにしても園長先生はじめ教職員の方々の子どもや保護者とのかかわりがよく伝わってくるアンケートでした。